Linuxでディスク容量が空いているのに書き込みができない時に確認すること

Linuxでディスク容量が空いているのに書き込みができない時に確認すること CentOS6

Linuxでディスク容量が空いているのに書き込みができない時に確認すること

Linuxでサーバを運用している時に、容量にはまだまだ余裕があるはずなのに、書き込みができなくなる時がありました。この現象が発生した時は、inodeが上限になってしまった可能性があります。

inodeはファイルの付属的な情報、例えば所有者情報やアクセス権限などをinodeのデータとして保持しています。ですので、inodeの上限=ファイル・ディレクトリの作成数の上限になります。

■inodeの空き具合を確認するコマンド

inodeの確認は以下のコマンドです。

df -ih

 

以下の様な感じに表示されると思います。このIUseが100%とかになっていると、書き込みができなくなります。

Filesystem            Inodes IUsed   IFree IUse% Mounted on
/dev/mapper/VolGroup-lv_root
                     2678784 39517 2639267    2% /
tmpfs                  62756     1   62755    1% /dev/shm
/dev/sda1             128016    44  127972    1% /boot

 

普通運用していれば、ほぼ遭遇することはないと思いますが、緊急時に覚えておくと良いかもしれません。