サーバ管理で普段よく使うLinuxのコマンドを紹介します。これだけ覚えておけばほぼ大丈夫だと思います。初心者の方はぜひ覚えてみましょう。
■tail -f ファイル名
tailコマンドは、ファイルの一番後ろの行を表示します。-fオプションを追加すると、追加で書き込まれた内容を表示してくれます。
アクセスログなどを目視で流れているのを確認するのに利用します。
■ls -lah
ディレクトリの中身を確認するコマンドです。-lah オプションを追加すると、【詳細表示】 かつ【 隠しファイル表示】 かつ【ファイル容量を見やすくする】が追加されて見やすいです。
■df -h
サーバのディスク容量の状態を表示します。以下のように表示されます。
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/xvda1 9.8G 4.1G 5.6G 43% / devtmpfs 281M 12K 281M 1% /dev tmpfs 297M 0 297M 0% /dev/shm
■/etc/init.d/httpd 【オプション】
Apacheの再起動をします。オプションを指定することができます。
start 起動 stop 停止 status 起動状態の確認 restart 再起動
■/etc/init.d/mysqld 【オプション】
mysqlの再起動をします。DBサーバの再起動するときは、特に気をつけてください。以下のオプションがあります。
start 起動 stop 停止 status 起動状態の確認 restart 再起動
■ssh ユーザ名@ホスト名 -pポート番号
他のサーバにssh接続します。TeraTerm的な使い方ができますよ。
■vi
テキストエディタです。viの後ろにファイル名を指定するとファイルの編集をすることができます。どんなサーバにもだいたいインストールされているので、ひと通り使いこなせると便利です。
■top
サーバの状態を表示します。CPU利用率、メモリ利用料、スワップの利用状況を見ることができます。サーバが遅いとかの時によく確認します。以下のように表示されます。
top - 17:12:15 up 49 days, 20:02,  1 user,  load average: 0.04, 0.03, 0.05
Tasks:  69 total,   1 running,  68 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  0.3%us,  0.1%sy,  0.0%ni, 99.6%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.0%si,  0.0%st
Mem:    606920k total,   561400k used,    45520k free,   109756k buffers
Swap:  2097148k total,        0k used,  2097148k free,   256612k cached
  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND           
    1 root      20   0 19476 1492 1176 S  0.0  0.2   0:04.07 init               
    2 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:05.33 ksoftirqd/0        
    4 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/0:0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    6 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:32.81 kworker/u2:0       
    7 root      RT   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 migration/0        
    8 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 rcu_bh             
    9 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:49.18 rcu_sched          
   10 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 khelper            
   11 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kdevtmpfs          
   12 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 netns              
   13 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/u2:1       
   19 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 xenwatch           
   20 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.50 xenbus             
  108 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 writeback          
  110 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kintegrityd
■free -m
メモリ利用量を確認することができます。-mオプションを指定すると単位をMBに変更してくれます。以下のように表示されます。
total used free shared buffers cached Mem: 592 548 44 0 107 250 -/+ buffers/cache: 190 402 Swap: 2047 0 2047
■vmstat 1
topコマンドをもっとログとして取得しやすくした感じのコマンドです。vmstatの後ろの【1】は取得する秒数です。
これだけ覚えておけば、基本的なサーバのメンテナンスとか、運用はできると思います。
 
  
  
  
  
