Raspberry Pi3に興味があって調べていたのですが、なんと気になる文章がありました。【Quake3が結構動く】というのです!昔、ダイアルアップでテレホーダイの時間にネット対戦とかした思い出のFPSなのです。そんな素敵な情報を聞いてしまったので、RaspberryPi3が欲しくなり買いに行ってしまいました。
今回買ったものは以下となってます。これで、だいたい1万円くらいでした。秋葉原疲れたよ。
・Raspberry Pi3本体
・ケース
・2.5A以上出力のあるUSB電源とケーブル
・Class10以上のmicroSDカード 32GB
・いちおう熱対策にヒートシンク
では、早速Quake3のインストールしてみましょう。手順通りにやれば、1時間くらいで環境構築できます。
■インストール方法と起動方法
以下に手順を示します。いろいろ情報がインターネット上にありましたが、私はこの手順で大丈夫でした。
環境のアップデート
とりいそぎ、まずはOSの状態を最新の状態にしておきます。以下のコマンドでサラッとできます。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
ライブラリのインストール
次にQuake3コンパイルに必要なライブラリをインストールします。以下のコマンドだけでインストールできます。結構時間がかかりました。
sudo apt-get install git gcc build-essential libsdl1.2-dev
Quake3 ソースコードの取得
Quake3のエンジンってオープンソースになっていたのですね。以下のコマンドでgitから最新版を取得してきます。できれば、色んな所に混ざらないように/usr/loca/srcあたりで実行すると良いかもです。ソースがダウンロードできたら、ディレクトリに移動します。
git clone https://github.com/raspberrypi/quake3.git
cd quake3
コンパイルの実行
コンパイルを実行します。build_rpi_raspbian.shというスクリプトがあるので、これを実行するとコンパイルが始まります。
./build_rpi_raspbian.sh
15分位でコンパイルが終わりました。
コンパイルしている隙にQuake3 Arena体験版をダウンロード
コンパイルするだけでは実行できないので、Quake3Arenaの体験版をダウンロードしておきます。体験版の配置URLは以下です。
wget http://dl.dropbox.com/u/1816557/Q3%20Demo%20Paks.zip
先ほどのディレクトリとは別の適当なディレクトリにダウンロードしてください。このzipを展開すると、baseq3というディレクトリが出来上がります。先ほどコンパイルしたディレクトリにbuild/release-linux-arm/baseq3というディレクトリがあるので、そこに中身を全て移動します。
実行
build/release-linux-arm/の下にある、ioquake3.armを実行します。すると、Quake3が起動します。
sudo ./ioquake3.arm
うおー。起動したー。
実行速度は非常に快適です。ちょっと演出が多いところは処理落ちします。1980×1080の環境です。もうちょっと解像度とか落とせば完璧な環境になりそうです。
■Raspberry Pi3 Quake3 Arenaプレイ動画
こんな感じで動きます。安定して60fps出ているのではないでしょうか。
■まとめ
Quake3発売当時の1999年、Celeron300Aを450MHzで動かした【なんちゃってPentium2 450Mhz】 と VooDoo2二枚刺しSLIという環境で遊んでいました。いまは、こんな小さなマシンでも3Dゲームがグリグリ動くのですね。技術すげー。
とっても懐かしかったです。そしてFPS面白いな。Raspberry Pi3持ち寄ってローカルネットワーク対戦とかしたいです。
参考にしてみてください。では。