これだけ知っていればほぼサーバ管理ができる10個のLinuxコマンド

CentOS6

サーバ管理で普段よく使うLinuxのコマンドを紹介します。これだけ覚えておけばほぼ大丈夫だと思います。初心者の方はぜひ覚えてみましょう。

 

■tail -f ファイル名

tailコマンドは、ファイルの一番後ろの行を表示します。-fオプションを追加すると、追加で書き込まれた内容を表示してくれます。

アクセスログなどを目視で流れているのを確認するのに利用します。

 

■ls -lah

ディレクトリの中身を確認するコマンドです。-lah オプションを追加すると、【詳細表示】 かつ【 隠しファイル表示】 かつ【ファイル容量を見やすくする】が追加されて見やすいです。

 

■df -h

サーバのディスク容量の状態を表示します。以下のように表示されます。

ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/xvda1       9.8G  4.1G  5.6G   43% /
devtmpfs         281M   12K  281M    1% /dev
tmpfs            297M     0  297M    0% /dev/shm

 

■/etc/init.d/httpd 【オプション】

Apacheの再起動をします。オプションを指定することができます。

start 起動
stop 停止
status 起動状態の確認
restart 再起動

 

■/etc/init.d/mysqld 【オプション】

mysqlの再起動をします。DBサーバの再起動するときは、特に気をつけてください。以下のオプションがあります。

start 起動
stop 停止
status 起動状態の確認
restart 再起動

 

■ssh ユーザ名@ホスト名 -pポート番号

他のサーバにssh接続します。TeraTerm的な使い方ができますよ。

 

■vi

テキストエディタです。viの後ろにファイル名を指定するとファイルの編集をすることができます。どんなサーバにもだいたいインストールされているので、ひと通り使いこなせると便利です。

 

■top

サーバの状態を表示します。CPU利用率、メモリ利用料、スワップの利用状況を見ることができます。サーバが遅いとかの時によく確認します。以下のように表示されます。

top - 17:12:15 up 49 days, 20:02,  1 user,  load average: 0.04, 0.03, 0.05
Tasks:  69 total,   1 running,  68 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  0.3%us,  0.1%sy,  0.0%ni, 99.6%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.0%si,  0.0%st
Mem:    606920k total,   561400k used,    45520k free,   109756k buffers
Swap:  2097148k total,        0k used,  2097148k free,   256612k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND           
    1 root      20   0 19476 1492 1176 S  0.0  0.2   0:04.07 init               
    2 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:05.33 ksoftirqd/0        
    4 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/0:0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    6 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:32.81 kworker/u2:0       
    7 root      RT   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 migration/0        
    8 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 rcu_bh             
    9 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:49.18 rcu_sched          
   10 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 khelper            
   11 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kdevtmpfs          
   12 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 netns              
   13 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kworker/u2:1       
   19 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 xenwatch           
   20 root      20   0     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.50 xenbus             
  108 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 writeback          
  110 root       0 -20     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 kintegrityd

 

■free -m

メモリ利用量を確認することができます。-mオプションを指定すると単位をMBに変更してくれます。以下のように表示されます。

             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:           592        548         44          0        107        250
-/+ buffers/cache:        190        402
Swap:         2047          0       2047

 

■vmstat 1

topコマンドをもっとログとして取得しやすくした感じのコマンドです。vmstatの後ろの【1】は取得する秒数です。

 

これだけ覚えておけば、基本的なサーバのメンテナンスとか、運用はできると思います。