Linuxでサーバを運用している時に、容量にはまだまだ余裕があるはずなのに、書き込みができなくなる時がありました。この現象が発生した時は、inodeが上限になってしまった可能性があります。
inodeはファイルの付属的な情報、例えば所有者情報やアクセス権限などをinodeのデータとして保持しています。ですので、inodeの上限=ファイル・ディレクトリの作成数の上限になります。
■inodeの空き具合を確認するコマンド
inodeの確認は以下のコマンドです。
df -ih
以下の様な感じに表示されると思います。このIUseが100%とかになっていると、書き込みができなくなります。
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
/dev/mapper/VolGroup-lv_root
2678784 39517 2639267 2% /
tmpfs 62756 1 62755 1% /dev/shm
/dev/sda1 128016 44 127972 1% /boot
普通運用していれば、ほぼ遭遇することはないと思いますが、緊急時に覚えておくと良いかもしれません。