Zabbixは便利なのですが、いちいち監視対象をzabbixに登録しないといけないので、サーバの台数がふえてくると運用が面倒です。さらに、登録し忘れて監視されていなかった!!というのが発生するかもしれません。AWSなどでもAutoScalingで台数が自動で増えた時に、監視対象をいちいち追加するのも面倒です。
Zabbixサーバの構築と、監視対象のインストールは別の記事で紹介しています。併せて参考にしてみてください。
そこで、今回は監視対象のzabbix_agentが起動した時に自動登録されるように設定したいと思います。
■自動登録のためのZabbixサーバの設定
1.まずはzabbixにログインして、アクションの設定をします
まずはログインをして、【設定】→【アクション】と移動します。その後、【アクションの作成】を押してアクションの新規登録画面を表示します。
2.設定をする
新規登録画面が表示されたら、いよいよ設定に入ります。まず、【アクション】タブの【名前】のところに適当な名前をつけます。今回はAutoRegistという名前にしました。
次に、【アクションの実行条件】タブをクリックし、【ホストメタデータ】【含まれる】【任意の文字列】というように入力し、【追加リンク】を押します。ここの【任意の文字列】は今回【zabbix_agent_autoregist】という文字列にしました。この任意の文字列はクライアント設定時に利用するので覚えておいてください。
次に、【アクションの実行内容】タブをクリックし、アクションが起こったときに行うことを設定します。ここでは、【ホストを追加】【ホストグループに追加】【テンプレートとリンク】を設定しました。【アクションの実行条件】が揃うと、この【アクションの実行内容】が実行される仕組みです。
【追加】ボタンを押して、登録します。これで、自動で監視対象が登録できるようになりました。
■自動登録のためのZabbixクライアントの設定
zabbixの監視対象となるサーバに情報を設定します。以下の設定項目を変更します。
Server=サーバのIP
ServerActive=サーバのIP
HostnameItem=system.hostname
HostMetadata=zabbix_agent_autoregist #先ほどアクション実行条件でした任意の文字列
これで、zabbix_agentを起動すれば自動で登録されます。サーバ起動時にzabbix_agentが起動するようになっていれば、起動した段階で自動で監視対象が追加になっているはずです。
この設定をしてしまえば、楽にサーバの監視ができるようになると思います。参考にしてみてください。