IPv6の設定が原因かも。サーバの通信が遅い時に確認すること

IPv6の設定が原因かも。サーバの通信が遅い時に確認すること CentOS6

IPv6の設定が原因かも。サーバの通信が遅い時に確認すること

プログラム上でdigコマンドを使って、情報を取得するという実装をした時に発生した現象です。とにかくネットワークの速度が遅く、使い物になりませんでした。OSはCentOS6.5でした。

 

■digコマンドが遅い

症状としてとにかく、digコマンドの完了がおそい!30秒くらいかかっていたのです。普通にローカル上だと2秒くらい出終わっていたので、10倍時間がかかっていました。

 

■原因

どうやら、ipv6のIPアドレスの指定が問題だったようです。

CentOS6辺りからIPv6がデフォルトで設定されうようになっているようです。そのVPSでは、ネットワークがIPv6に対応していませんでした。そのため、IPv6がサーバで有効になっていることで、問題が発生していました。

以下の様な動きになっていました。

 

・IPv6でまず検索

・IPv6タイムアウトまで待つ

・ipv4で次に検索

 

というわけでIPv6を無効にしたら、数値が正常になりました。

 

■digコマンド以外でも遅くなる

dig以外にも、nslookupとか普通のhttpアクセスでもIPv6ネットーワークが正しく構築されていないと、同様の原因で遅くなることがあります。無効にするには、サーバ全体の再起動がいるので、構築時に対応してまいましょう。

無効の手順はこちらです。

ちゃんとIPv6対応のネットワークが構築されているばあいは、特に問題ありません。ネットワークが遅いなー、と感じる時は一度確認してみてください。

では。