ニキシー管時計を組み立ててみました。IN-16の小さいやつになります。大体、15cmくらいの幅、8cmくらいの奥行きになります。かなりコンパクトでいいですよ、これ。
電子工作の技量的には、【ほぼ初心者レベル】です
わたしの技量的には、ほぼ初心者レベルです。20年くらい前に高専でハンダゴテとか使って実験していた時以来になります。とても久しぶりの工作です。工作と言ってもキットになっているものなので、説明書通りに組み立てるだけです。
ニキシー管時計を作る上で気をつけること
ニキシー管ですが、結構高電圧を扱います。170V~200Vに昇圧されるので、作業中に感電したりしないように気をつけて下さい。また、利用時には必ずケースに格納して、運用時にも感電しないように気をつけて下さい。
海外から部品やキットを購入しました
日本で購入するとキットでもだいたい25,000円~。完成品になると35,000円を超えたりします。結構高いので躊躇していましたが、海外から取り寄せるとかなり安めに購入することができることがわかったので、キットを購入してみました。
完成したサイズはこんな感じです。コンパクトでじゃまにならないサイズです。
また、最近外出も減ってきたので、海外からいろいろ購入することを試してみています。個人で輸入するのも結構たのしいですよ。簡単な英語ができれば、全く問題ないです。今まで、結構な回数取引していますが、事故などはゼロ。物もしっかり届いています。
もし、何かあっても数千円程度なので、諦めることができる金額だと思います。気分転換にとても良いです。
ニキシー管時計のキットはこれを選びました
こちらからIN-16のニキシー管のキットを購入しました。リトアニアとかからの発送です。他にもIN-12やIN-14、一番大きいIN-18のキットなども販売されています。必ず自分の作りたいニキシー管と同じ種類のものを選びましょう。
変換できなくもないですが、要求電圧が異なったりしてかなり面倒難しいと思います。ニキシー管事態が過電流に弱いとのことなので、気をつけましょう。
他のキットもあったのですが、実装する部品が小さすぎてはんだ付けの難易度が高そうでした。こちらのキットは、他のキットよりも部品も汎用な感じで部品も小さすぎず、難易度は低そうということで購入してみました。
実際組み立ててみるとIN-16のやつの場合、部品が小さくて実装が大変でした。ランドの間隔も狭くて、完全にはんだ付け初心者には難しいかもしれないです。面実装の部品はなかったのでまだマシだと思います。
アクリルのケース付き、送料込みで1万円ちょっとくらいでした。ケースなしなら6,000円位で購入できます。説明書はこちらからダウンロードできます。他にもIN-14のキット、IN-18のキットも販売されているみたいですね。
12V1A以上のACアダプタも別途必要です。今回は古い外付けハードディスクのACアダプタが利用できたのでそのまま利用しました。
ニキシー管の購入
ebayで購入しました。IN-16の小さいニキシー管です。実物はとても小さくてかわいいです。IN-14の少し大きなものは5の数字が逆になっていたりするのですが、IN-16は普通に表示されます。
購入した商品は新品で、送料込み6本で6,000円くらいでした。1985年くらいの旧ソ連製(USSR)のものらしいですね。日本で購入すると、中古でも結構な価格になるのでとてもありがたい金額です。
今回買ったやつは最後の1セットだったみたいで、もうないですね。。こちらの方から購入しました。他にもニキシー管をたくさん出品されています。やり取りもとてもスムーズでした。
中古の物であれば、送料込みで3,000円くらいで購入することができるみたいです。また、IN-18などのでかいニキシー管に関してはかなり入手難易度が高いみたいですね。
昔は秋葉原でも販売していたようですが、今はもうほとんど売っていないです。
気になる部品到着までの日数
ウクライナとかリトアニアからの発送になります。入金後すぐに発送してくれました。入金はPaypalを利用したので安心でした。クレジットカードで海外から購入するときは、Paypalにしておいたほうが良いと思います。たぶん。
到着は大体、1ヶ月くらいかかりました。この辺りは仕方ないですね。
はんだ付けの道具も買い揃える
道具ももう手元にないので、購入しました。最低限これだけ買っておけば問題ないかと思います。
秋葉原などのレンタルスペースみたいなところで作業も考えたのですが、このコロナの影響で時間が微妙だったので、買いそろえました。
ハンダゴテ【必須】
20年くらい前ですが、とにかくハンダゴテ次第ではんだ付けの難易度が変わる印象だったので、評判の良いものを購入しました。この辺が良いみたいですね。温度調整ができるモデルにしました。
1000円前後で購入できるもののあるのですが、きれいに作りたいので良い道具にしておきました。とてもはんだ付けしやすかったです。
ハンダゴテを置く台【必須】
こちらは、何でも良いです。ハンダゴテ作っているメーカーと同じメーカーのものを購入しました。とても安定していて、倒れる気配もなくとても安心です。
ハンダ【必須】
うーむ。これはよくわからないですね。。一応、実装する部品もそれなりに小さいので、高密度基盤向けの物を購入しておきました。結果、問題なかったです。調べてみると基盤向けのものは0.6mmとハンダの線事態が細くて、一般向けのものは、1mmと太いとのことでした。
テスター【必須】
これは必須です。ニキシー管に対して200Vとかに昇圧するらしいのですが、電圧の調整が必要になります。その調整の際に必須です。普通の安いやつで良いと思います。
フラックス
これは、初めて買いました。これとても便利です。基盤のはんだ付けしたいところに塗っておくと、ハンダの乗りが違います。結構上手にはんだ付けできると思います。特になくてもはんだ付けできると思います。
フラックスクリーナー
フラックスを塗ってからはんだ付けすると、ベタベタになります。そこで、この洗浄剤を使って余分なフラックスをきれいに拭き取ることができます。フラックス使うなら必須です。
ハンダ吸い取り線【必須】
これも必須です。失敗した時とかに利用する感じです。ハンダを溶かして、雑巾みたいな感じで吸い取ります。高価ですが電動ポンプ式の文明の利器があると最高ですけど、そんなに頻繁にはんだ付けしないし、、
ニッパー【必須】
はんだ付けした後の部品の電線を切るときに利用します。元々模型用のやつを持っていたので、流用しました。
ラジオペンチ【必須】
これも必須です。部品の足を曲げたりするときに便利です。特になくても曲げることはできますが、あったほうが絶対に良いです。
ピンセット【必須】
これも必須ですね。ハンダゴテで熱せられた部品の位置が微妙にずれていたりするのを修正したりします。
これでけ揃えておけば問題ないです。
組み立てる
組み立てました。とても楽しかったです。とてもゆっくりと実装したので半日くらいかかりました。
難しいのは、ニキシー管を穴に入れる部分と、きれいに並べるところでしょうか。小さいのでとても苦労しました。
ニキシー管自体がとても貴重なものなので、足を切るときにドキドキしました。
動作確認
こんな感じに動きます。説明書どおりに組立てていくだけでした。英語がなんとなく読めれば問題ないです。説明書には丁寧に図解もされているので、迷うことはなかったです。
点灯されないなどの不具合がある場合は、まず配線ミス、半田付けがしっかりされているか、部品を間違って付けていないかを確認してみてください。
電子工作していて、部品の不良はあまり遭遇したことがないですね。基本的に上記のような作業ミスが原因です。
部品が小さいのではんだ付けは少し苦労しました。
1985年製の新品のニキシー管があるのがとてもびっくりでした。そして、なんとも言えないアナログな表示がたまりませんね。ぼんやり点灯しているのがよいです。点灯モードもいくつかあって、良いと思います。
海外からの個人輸入もとても楽しいと思います。ぜひ、試してみてください。