zabbixをCentOSに構築する手順【サーバ編】

zabbix2.2.3をCentos6.5 64bit にyumでインストールする Zabbix

zabbix2.2.3をCentos6.5 64bit にyumでインストールする

zabbixサーバをyumでインストールした時のログです。インストール先のサーバはCentos6.7 の64bitのサーバです。

 

1.yumのリポジトリを追加

まずはzabbixの公式リポジトリをyumで利用できるようにリポジトリを追加します。スーパーユーザになって以下を実行してください。

rpm -ivh http://repo.zabbix.com/zabbix/2.4/rhel/6/x86_64/zabbix-release-2.4-1.el6.noarch.rpm

 

2.yumでインストール

リポジトリが追加されたので、yumでサーバをインストールします。

yum  install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese

 

3.DBの初期設定

これで、zabbixサーバのインストールが完了しました。次に、mysqlのテーブルの作成と、初期ユーザの作成をします。ユーザ名や接続先は適宜読み替えてください。

mysqlにログインし、テーブルの作成とユーザの追加、再読み込みをします。

・DBの作成

create database zabbix character set utf8;

 

・ユーザの追加

grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by '<パスワード>';

 

・Flush

FLUSH PRIVILEGES;

これで、データベースの接続準備は完了です。

・データベースのスキーマ準備

さらに、初期データを登録します。バージョンの部分とユーザのところは適宜読み替えてください。流し込む先のDBも適宜設定してください。

mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.7/create/schema.sql
mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.7/create/images.sql
mysql -uroot -p zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.7/create/data.sql

これで、データベースの準備は全て完了です。

 

4.Zabbixサーバの設定を変更する

次にZabbixの設定ファイルを変更していきます。まずはデータベースのアクセスパスワードを設定します。

/etc/zabbix/zabbix_server.conf を変更します。
# DBPassword=
↓
DBPassword=<パスワード>

これで、zabbixの設定は完了です。簡単ですね。

 

5.virtualhostの設定

初期設定のままだと、以下のようなURLでのアクセスになります。

http://zabbixのサーバのIPとかドメイン/zabbix

 

VirtualHostを指定して他のサービスを運用しているサーバだといろいろ不都合が起こるので、zabbixにもVirtualHostを設定して、以下の様なURLでアクセスできるようにしましょう。

http://zabbix.xxxxxxx.xxx/

 

・/etc/httpd/zabbix.confの設定を変更

まずは、/etc/httpd/zabbix.confの以下の行をコメントアウトします。

#Alias /zabbix /usr/share/zabbix

更に、以下のようにvirtualhostを設定します。DocumentRoot以外の設定は適宜よみかえてください。

<VirtualHost <IPアドレス>:80>
        ServerName   <サブドメイン>.<ドメイン>:80
        DocumentRoot /usr/share/zabbix
        CustomLog  /var/www/vhosts/<ドメイン>/statistics/logs/access_log plesklog
        ErrorLog  /var/www/vhosts/<ドメイン>/statistics/logs/error_log
        <IfModule mod_ssl.c>
                SSLEngine off
        </IfModule>
</VirtualHost>

接続設定も完了です。この設定をした後に、Apacheを再起動ないし、設定の再読み込みをしてください。

 

6.サーバの起動

最後にzabbixサーバを起動します。

・Zabbixサーバの起動

service zabbix-server start

・Zabbixサーバの自動起動を設定

chkconfig zabbix-server on

・Apacheの再起動

service httpd restart

 

これで、virtualhostに設定したホスト名でアクセスすると、アクセスすることができます。あとは、zabbixのセットアップウィザードで設定をしてください。

 

長くなったので、こちらにエージェントのインストール方法の紹介いたします。